ステージタイガーの虎本剛です。
ハコボレの『はこしき』の稽古場を探訪させてもらいました。
さてさて本日の稽古は…
…
……
………
ほとんどモザイクやないか!
すみません。
この日は稽古場に本番さながらの舞台美術を組み立て、段取りを確認する日だったのです。
というわけで、今回の稽古場探訪はネタバレ防止のため、モザイク多め、稽古に直接関係ない写真多めでお送り致します。
↑「足下とかなら写してOK」ということで。
ひたすら演出、前田君の指示のもと、何度も何度も細かく細かく段取りを確認します。
段取り…。
そう、この舞台美術、ただものではありません。
ど偉い事になってます。ど偉い事になります。
え? マジで?
そうなる? そんなことなる?
と叫びたくなりました。
ネタバレを気にして何も言えないのがホントもどかしい!
音楽を流しながら、秒単位のキッカケを確認し、ひたすらに反復。
出演者総出でイメージを具現化。
演出の強い強いこだわりを感じました。
↑演出机におかれたお菓子。稽古が白熱しすぎて誰も手を付けない。
↑演出机におかれたエナジードリンク。飲まなきゃやってられない。
そして気がつけばタイムアップ。
美術について検討を重ねるだけでこの日の稽古は終了。
おおおお!?
マジか!? 3時間半いて、僕が稽古場で聞いた劇中のセリフは『お披露目だ!』だけでした。
全然何もお披露目してくれなかったくせに!
そりゃ最初に「僕の事は気にせず、今すべき稽古をして下さい」とは言いましたよ。
でもここまで稽古場探訪blogに一切サービスする事なく、ひたすら作品を突き詰める姿に惚れました。
僕、なにげにアフタートークのゲストなのに!
感心しました。
僕は今年で40歳。若手には萎縮されてばかりです。
けどハコボレメンバーはそうじゃない。自分たちの創作する物を強く信じるハートがあります。
時間の限り作品を突き詰めようとする確固たる決意があります。
ほぼ休憩無しに、出演者はひたすら美術に向かい続けておられました。
そして何より、出来上がったシーンはとてつもなく凄かった!
全然ストーリーもキャラも分からなかった。
でも言います。
彼らのハート、期待していいんじゃないでしょうか?
上質な作品を期待していいんじゃないでしょうか?
そしてどうせ見るならこれを書いた僕が出演する11/2(土)の夜の回がいいんじゃないでしょうか?
正真正銘、何も前情報なく、初めて作品を見た直後の僕のアフタートークを聞いて頂けます。
それでは劇場にてお会い致しましょう!
ステージタイガー
虎本剛