光の領地【2020年3月】

光の領地

同郷同年

「逃げるんじゃない。次に行くんだ。」

田切、谷上、中本は同じ年、同じ町に生まれた「同郷同年」の中年男性である。農業、薬剤師、電力会社社員とそれぞれ職業は違っていたが、成人しても三人のつながりは子供のころと同様に深かった。ところが故郷の繁栄のために放射性物質の最終処分場の誘致に乗り出したことで、三人の「同郷同年」は危機にさらされる。交錯する様々な思惑に翻弄され、二転三転の末、捻じれた「同郷同年」は三人を飲み込み、ひき千切ってゆく。

脚本・演出

  • 脚本:くるみざわしん(光の領地)
  • 演出:高橋恵(虚空旅団)

出演

  • 酒井高陽
  • イシダトウショウ
  • アンディ岸本

日時

2019年3月26日(木)~29日(日)

  • 3月26日(木)19:30~
  • 3月27日(金)14:00~★/19:30~
  • 3月28日(土)14:00~★/18:00~
  • 3月29日(日)13:00~★/17:00~

*★の回は終演後に下記のゲストをお招きし、以下のテーマで作家とのアフタートークをおこないます。
27日14時「生まれの縛り」ケイン樹里安さん(大阪市立大学都市文化センター研究員)
28日14時「分断される町・村」佐藤大介さん(ノーニュークスアジアフォーラムジャパン)
29日13時「国策—満州と原発」安岡健一さん(大阪大学文学研究科准教授)

料金

  • 前売3,000円
  • 当日3,500円 
  • 18歳以下/應典院寺町倶楽部会員2,500円  
  • 未就学児 無料
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くるみざわしん/光の領地 Profile

北区つかこうへい劇団戯曲作法塾、伊丹想流私塾を経て2007年に『うどん屋』でテアトロ新人戯曲賞佳作を受賞。劇団『光の領地』を旗揚げし、関西を中心に上演活動を行う。他劇団との交流にも積極的に取り組み、エイチエムピー・シアターカンパニー、モンコルズシアターカンパニー、大阪女優の会、虚空旅団等と共同制作を行っている。

2014年『蛇には、蛇を』が日本劇作家協会新人戯曲賞最終候補。2014年「青い炎」が部落解放文学賞佳作。

2015年『ひなの砦』が第22回OMS戯曲賞佳作。

2016年『同卿同年』が『日本の劇』戯曲賞2016最優秀賞を受賞。

2017年『精神病棟つばき荘』が人劇作家協会新人戯曲賞最終候補。

2018年『同郷同年』が第25回OMS戯曲賞大賞を受賞。

詩人としても作品を発表しており、伊藤静雄賞佳作、部落解放文学賞等を受賞。

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