SDN稽古場探訪③-2 劇団いちびり一家

稽古場訪問2019
稽古場探訪2019

劇団いちびり一家さんの音楽劇「ゴロニャーゴ」、

初日がいよいよ今週末10/11に迫っています。

今回稽古場レポさせていただくのは劇的集団まわりみち’39の斜です。よろしくお願いします。

私が見学させていただいたのは、通し稽古前にそれぞれのシーンを詰めているところ。

なので私も、全体像はいい~~~感じに見えない、

見えそで見えない。ドキドキ。という感じでこの記事を書いております。

まず見どころは、なんといっても歌です。今回はオリジナルソングが5曲!

ある曲はかっこよく、ある曲はのびやかでさわやか。

その場で初めて、練習しているのを聞いただけですが、どの曲もめちゃくちゃいいです!

シンプルな主旋律に、ちょっと一筋縄ではいかないコーラスアレンジ。

歌唱力ある俳優さんたちがシレっと歌いこなしていて、ワクワクすることうけあい。

そしてエネルギーがビシバシと伝わってくる骨太な振付。登場人物は8人のはずなのに、もっとたくさんいるみたいに感じます。

 

三穂さん(薄緑の服の女性)が主体となって、細かく止めて、認識を共有して、直しています。

あんまり勢いのいい振り付けのところは、つい見とれちゃってうまく撮れなくて・・・!

ビシバシ感だけでもちょっと伝わるといいな・・・!

斜がひたすらテンション上がって観ていたら、演出さんがバナナをくれました。

稽古場でバナナもらったのははじめてです

ところで後ろにぽかーんと立っている緑の服の人が気になりますね・・・

この人が「ゴロニャーゴ」の世界に私たちを連れて行ってくれます。

いわゆる巻き込まれ系?の主人公?なのでしょうか。

この人と一緒に、ゆるゆるっと、いつのまにか、

脳みそごとゴロニャーゴワールドに落ちてゆくのがキモチイイそんな作品なんじゃないかしら・・・

難解ではないですが、はっきりと「こうだ!」とは言い切れないシーンが積み重ねられ

観ている私たちは、自分の心の中をも同時に探りながら、笑ったり困ったりしちゃいます。

演出さんに「『考えるな!感じろ!』て感じですかね?」と話しかけたら

「そのとおりです!!☆(キラーン)」と即答いただきました♪

みなさんがしっかと握りしめている紙袋も気になります

演出家の厳しい目線。

ドラマシーンの稽古でも、細かく止めるのは変わらず。

演出さんは、動きを修正する指示をしながら「どのように内面を持っていてほしいか」を伝えています。

演出席から飛び出しちゃいます

「きちんとした他者の存在があれば、自己は存在できるのだが、この人たちにはそれがない」

「みじめであり滑稽であり、自分自身を見ているようでもあり」

概念、蓄積。言葉が俳優さんの中にしみこんで、本番までどんどんどんどん変化していきそう。

 

しんみりしたシーンも、熱意を込めて面白くしちゃいます。

かと思えばゴロニャーゴ・・・・・・猫といえば〇〇・・・

○○といえば「○○の○」・・・

あーーー!!そこでつながるのか!!!

とか思ってたら随所にまぶされるダンス

心があっちこっちに持っていかれるけど、絶妙に保たれるバランス感がスゴイ!

演出さんと俳優さんたち、座組の皆様の、信頼感や絆を感じる稽古場でございました。

日常的な世界と詩情あふれる幻想世界が混在するいちびり一家ワールド

上演がとても楽しみです♪♪♪

▼▼▼ご予約はこちらから!!!▼▼▼

https://www.quartet-online.net/ticket/goronya-go

バナナはおいしくいただきました☆

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