劇団いちびり一家さんの音楽劇「ゴロニャーゴ」、
初日がいよいよ今週末10/11に迫っています。
今回稽古場レポさせていただくのは劇的集団まわりみち’39の斜です。よろしくお願いします。
私が見学させていただいたのは、通し稽古前にそれぞれのシーンを詰めているところ。
なので私も、全体像はいい~~~感じに見えない、
見えそで見えない。ドキドキ。という感じでこの記事を書いております。
まず見どころは、なんといっても歌です。今回はオリジナルソングが5曲!
ある曲はかっこよく、ある曲はのびやかでさわやか。
その場で初めて、練習しているのを聞いただけですが、どの曲もめちゃくちゃいいです!
シンプルな主旋律に、ちょっと一筋縄ではいかないコーラスアレンジ。
歌唱力ある俳優さんたちがシレっと歌いこなしていて、ワクワクすることうけあい。
そしてエネルギーがビシバシと伝わってくる骨太な振付。登場人物は8人のはずなのに、もっとたくさんいるみたいに感じます。
三穂さん(薄緑の服の女性)が主体となって、細かく止めて、認識を共有して、直しています。
あんまり勢いのいい振り付けのところは、つい見とれちゃってうまく撮れなくて・・・!
ビシバシ感だけでもちょっと伝わるといいな・・・!
斜がひたすらテンション上がって観ていたら、演出さんがバナナをくれました。
稽古場でバナナもらったのははじめてです
ところで後ろにぽかーんと立っている緑の服の人が気になりますね・・・
この人が「ゴロニャーゴ」の世界に私たちを連れて行ってくれます。
いわゆる巻き込まれ系?の主人公?なのでしょうか。
この人と一緒に、ゆるゆるっと、いつのまにか、
脳みそごとゴロニャーゴワールドに落ちてゆくのがキモチイイそんな作品なんじゃないかしら・・・
難解ではないですが、はっきりと「こうだ!」とは言い切れないシーンが積み重ねられ
観ている私たちは、自分の心の中をも同時に探りながら、笑ったり困ったりしちゃいます。
演出さんに「『考えるな!感じろ!』て感じですかね?」と話しかけたら
「そのとおりです!!☆(キラーン)」と即答いただきました♪
みなさんがしっかと握りしめている紙袋も気になります
演出家の厳しい目線。
ドラマシーンの稽古でも、細かく止めるのは変わらず。
演出さんは、動きを修正する指示をしながら「どのように内面を持っていてほしいか」を伝えています。
演出席から飛び出しちゃいます
「きちんとした他者の存在があれば、自己は存在できるのだが、この人たちにはそれがない」
「みじめであり滑稽であり、自分自身を見ているようでもあり」
概念、蓄積。言葉が俳優さんの中にしみこんで、本番までどんどんどんどん変化していきそう。
しんみりしたシーンも、熱意を込めて面白くしちゃいます。
かと思えばゴロニャーゴ・・・猫・・・猫といえば〇〇・・・
○○といえば「○○の○」・・・
あーーー!!そこでつながるのか!!!
とか思ってたら随所にまぶされる歌、ダンス。
心があっちこっちに持っていかれるけど、絶妙に保たれるバランス感がスゴイ!
演出さんと俳優さんたち、座組の皆様の、信頼感や絆を感じる稽古場でございました。
日常的な世界と詩情あふれる幻想世界が混在するいちびり一家ワールド
上演がとても楽しみです♪♪♪
▼▼▼ご予約はこちらから!!!▼▼▼
https://www.quartet-online.net/ticket/goronya-go
バナナはおいしくいただきました☆