こんにちは。Micro To Macro の石井テル子です
先日の虎本君に引き続き、石井も「劇的ダンスGekidan」さんのお稽古場探訪に行ってきました。私が訪れた日は幸運にも「通し」をする日!!10日後に迫った本番!その全貌を見せて頂くことができました。
虎本君の記事にもありましたように、Gekidanさんはダンスをされるカンパニー。「劇団」ではなく 演劇的なダンス表現、ダンス作品を作る集団で、「劇ダン」さんなのです。
なので演目は「演劇作品」というジャンルにはならないと思います。では「ダンス作品」なのか?というと、(すみません。そもそも「ダンス作品」という表現がいいのかどうか分かりませんが)そうでもないと感じました。
私をご存知の方は、私が決して「ダンス」なるもの「踊る」という行為を語れる人間ではないとお思いとは思いますが、(テル、ボックスを踏むのも危ういタイプです・・)が、あえて今日は語らせて頂きます!
序盤にあるシーンです。体育座りとその並びだけでなぜか懐かしい風景が過ぎるような・・みんな小さな子供のような瞳ですね✨
と、思いきや・・🔻🔻🔻
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おー!あー!おー!と言い合う二人。なんじゃこりゃ!オ、オモロイぞ!
そして、これ!🔻🔻🔻
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ち、力強いぜ。とても・・・。
そして、一人一人は、こんな感じ・・・
何かが欲しくて手を伸ばしたのに
届かなくて・・・
不安でたまらなくなった
なのに笑わなくてはならなくて
どれだけ声をあげても
もう壊すしかなくて・・
苦しい。それでも私はやっぱり足掻く!!
と、私が勝手に演者の方の想いを想像したのですが・・(全然違ってたらすみません!!)
・・・そうなのです。あってるか間違っているかはわからないのに、そこにある何かしらの
感情が伝わってくるのです!!!
通しを見た後の一言は・・
「ダンス」「踊る」という言葉だけでは言い表せれないものを見た・・・!
でした。つまりは、とてもとてもエモーショナル。若者風に言うなら
「めっちゃエモい!!」のですよ。
言葉がないのにガシガシ伝わるものがある・・。
通し中、とても細かくメモをとるお二人
振付・演出の庄さんと、演者でもありずっと演出の補佐的な動きもされていた川上さんです
そして、私好きだなぁーと思ったのはこの笑顔のシーン🔻🔻🔻
ほとんど最後らへんですね。演者の皆さんはこんなに笑顔なんですが、私はなぜかちょっと泣きそうになってしまいました・・・。
どんなに苦しくても哀くても、そばに触れる距離に誰かがいる事、笑える事、それだけで「生きてる」を感じれるのかもしれない。ってそんなことを想いました。
実は、言葉も少しあります。でも、その僅かな言葉が、僅かだからこそか、響いて届いてきました。凄く丁寧に語られます。とてもいいなと思ったのは「台詞」と書かなかったのは、それが「台詞」では無く、本当にその人の身体から溢れた一雫の様に感じたからです。なんとも自然にその人から溢れ落ちていたと思ったのです。
虎本君も書いていましたが、普段「台詞」を書いている者からしたら、衝撃でした。ハッとさせられる瞬間です。「嘘のない言葉」というやつです。それをたくさん浴びました。表現するということと「心」の繋がりを改めて深く感じました。
演出からのnoteも、演出席からではなく、すっとみんなが当たり前の様に円になったのがとても印象的でした。全員が顔を見合わせて頷きあっている感じ。とてもいいなと思いました。
そして庄さんからのnoteがとても感覚的!擬音がすごいぜ!
「そこ、ファンファンファン・・ってなってるやつが、パン!ってなったら、そのまんまでワー!やで。」
す、すごいぞ。まさに擬音で全ての指示が飛んでるところがありました。私もよく擬音だらけって言われるんやけど。。これは実は私も、踊る人 気質ということではなかろうか(←絶対違う・・すみません。)
演出から、「まだまだ遊ぼう。難しい決め決めのすごいことやってると思わせないで!」という言葉も。10日前にこれ言えるって凄くないですか。いやー。凄い若者たちです!!
ということで、Gekidan さんの通しを見せて頂き「身体表現」でなはい
「心体表現」というものに魅了されてきました。
本番まであと10日!来週本番です!
ぜひたくさんの方に観て欲しい作品だと思いました!!!!
劇的ダンスGekidan
「この時代を生きろ」
3/1(金) ①19:00〜
3/2(土) ②14:00〜 ③19:00〜
3/3(日) ④17:00〜
(全4回公演)
詳細→http://spacedrama.jp/next/gekiteki/