【第15回】劇団不労社『忘れちまった生きものが、』理論と実践(ワークショップ+公開稽古)
SDNオープンセサミの第15回は、劇団不労社が担当します!
劇団不労社の近年の試みとして、リアリズムをベースにナンセンスを織り交ぜつつ、観客を恐怖と笑いに陥れるような作品づくりを行ってきました。
今回のオープンセサミは、まだまだ認知度の低い我々の活動の一端を知ってもらうべく、ワークショップと公開稽古の2部構成でお送りします。
前半は、出演者と共にワークショップを通じて、演劇における「リアルな会話」とは何かを体験してもらい、リアリズムと“恐怖と笑い”の相関性をはじめ、次回公演のコンセプトについて簡単に説明いたします。
後半は、それらのコンセプトを念頭に置きつつ、次回公演『忘れちまった生きものが、』の冒頭〜20ページ程度の公開稽古を行います。(物語の導入部分なのでネタバレを気にせず、本番も楽しんで頂けるかと思います)
参加者の方々には該当ページの台本をお渡しいたしますので、台本と稽古を見比べつつどのようにして演劇作品として立ち上がるか、その過程をお見せできたらと思います。
劇団不労社の作品を見たことのある方はもちろん、見たことはないが興味があるという方や観劇を迷われている方も、参考として是非! 途中入退場も可能なので、気軽にお越し下さい!
開催概要
- 日程:2018年12月12日(水)20:00~21:30(19:45開場)
20:00~20:30 ワークショップ 20:30~21:30 公開稽古
※スケジュールはあくまで目安です。当日の進行によっては前後する可能性がございますので、予めご了承下さい。 - 会場:浄土宗應典院 研修室A
- 参加費:無料(要予約)
※台本の印刷など準備の都合上、予約を推奨しますが、当日まで都合が不透明な方は飛び込みでも受け付けます。 - 定員:10名程度
- 対象:演劇関係者から未経験者までどなたでも参加をお待ちしております。 ワークショップは見学のみも可能です。 高校生や大学生も大歓迎です。
ご予約
ご予約受付開始:2018年11月29日(木) 0:00
劇団不労社 Profile
2015年に大阪大学劇団ちゃうかちゃわん OB の西田悠哉によって旗揚げ。
虚構と現実の間、条理と不条理の間、センスとナンセンスの間、笑いと恐怖の間、クールとシュールの間、冷静と情熱の間をかいくぐりつつ、ニッチな需要を探る隙間産業式零細劇団。
2015年3月に行った旗揚げ公演『下北スモーキンブルース』は、拠点である大阪を離れ東京の下北沢で上演。脚本・演出を西田が務め、慶應大学「創造工房 in front of.」の役者らと共に、東西の垣根を越えた座組みで作品を作りあげる。
2016年3月には、演劇史に燦然と輝くつかこうへい氏の不朽の名作『熱海殺人事件~ザ・ロンゲスト・スプリング~』を西田の演出にて大阪大学内で上演。大学内外から200人以上を動員し、好評を博す。
2017年2月にウイングフィールドにて、西田の脚本・演出で第三回公演『生きてんだか死んでんだか』を上演。地下にある廃墟を舞台に、「笑いと恐怖」「現代口語演劇とアングラ」を主題とした作品を作り上げる。
2018年3月にはイロリムラにて第四回公演『ユノワセイ?〜世界はお前を中心に回ってない!〜』を上演。「首のない首吊り死体」をモチーフに、ワンシチュエーションの不条理コントを二人芝居で上演する。
今回で本公演として 5 回目の公演を予定。